研究メモ ver.2

安藤道人(立教大学経済学部准教授)のブログ。旧はてなダイアリーより移行しました。たまに更新予定。

ハママツは移民社会日本を占う最先端都市(by石井政之)+外国人研修制度

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091022/207778/

記事も面白いのだが、書き手がユニークフェイスの石井氏。浜松に移りすんでサラリーマンをやっているのだそうだ。石井氏は、もちろん向こうは覚えていないだろうが、以前一度お会いしたことがある気がする。

古いプロフィールはこちらにも。
http://www.arsvi.com/w/im05.htm

ところで、話は変わるが、移民というと、友人が外国人研修制度の問題に絡んだ仕事をしていて、以前その話を聞いて問題の難しさを感じたことがある。

下記の「制度の問題点」のところを参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E7%A0%94%E4%BF%AE%E5%88%B6%E5%BA%A6

いわく、こういう問題のある研修生の受け入れをしている中小企業は、そうでもしないと経営が成り立たないような生産性の低い企業が多く、そういう企業が地方などにはかなりあるんだとか(うろおぼえなので間違っていれば訂正お願いします)。これが日本の中小企業の低生産性という構造的問題なのか、需要不足によるデフレ経済を背景とした経営難なのか、あるいはその両方なのかは私にはわからないが、研修生受け入れ(or移民受け入れ)という問題と日本経済の停滞という問題の交錯するところで生じているという点では、ハママツの直面する問題との共通点もあるのだろう。