研究メモ ver.2

安藤道人(立教大学経済学部准教授)のブログ。旧はてなダイアリーより移行しました。たまに更新予定。

「介護保険、自己負担2割に・自民検討」

今日の日経の紙面版の一面はこれだった、

介護保険、自己負担2割に・自民検討」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060517AT3S1601H16052006.html

自民党は歳出・歳入一体改革の歳出削減に関連し、介護保険利用者の負担割合を現行の1割から2割に引き上げる検討に入った。自己負担の引き上げで安易な利用を抑制し、国費負担を軽減する。雇用保険は失業者への給付費の一定割合を補っている国庫負担について、廃止を含めて大幅な見直しを検討する。膨張する社会保障費の抑制につなげたい考えだが、与党内の反発も予想される。

 自民党歳出改革プロジェクトチーム(座長・中川秀直政調会長)が16日、社会保障分野の委員会でこれらの削減案の検討に着手した。6月に今後5年間の歳出削減の独自案をまとめ、骨太方針2006に反映させたい考えだ。 (07:00)

介護保険の自己負担の引き上げは、財務省財政制度等審議会が前から提案していて、それへの対抗策として厚生労働省は「予防介護」を打ち出したのだが、やはり、財政的な効果が未知数な予防介護ではダメか。。。

重度障害者の自立生活の要の一つである「見守り」に関しても、不吉な話を聞くし、介護を巡る状況はこれからどんどん厳しくなりそうだ。どうしたらよいものか。


関連項目:
『24時間介護(=「極端な条件」?)保障を厚労省はどう考えているのか』http://d.hatena.ne.jp/dojin/20060510