『ケアという思想』
気がつけば前回エントリからちょうど3ヶ月もたっていた。
岩波から上野千鶴子、大熊由紀子、大沢真理、神野直彦、福田義也という編集委員のメンツで「ケア その思想と実践」というシリーズが刊行されはじめた。その第一巻は『ケアという思想』である。
- 作者: 上野千鶴子,大熊由紀子,大沢真理,神野直彦,副田義也
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 単行本
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いろんな人たちが、実に様々な文章を書いている。論文っぽいのも多いが、エッセイっぽいのもちらほらある。互いに相矛盾するような内容のものも少なくないが、根底にある考え方は似通っているようにも思える。それがなかなか面白い。
来月には、おもに制度的な視点からの論文を集めた『ケアを支えるしくみ』もでるようだ。メンツ的には、神野・金子系財政学系の面々(神野直彦、沼尾波子、結城康博)や社会政策学系の面々(武川正吾、平岡公一、大沢真理)が中心のようだ。他にも、訓覇法子、大熊由紀子、ジョン・キャンベルなど。それはそれで楽しみ。