研究メモ ver.2

安藤道人(立教大学経済学部准教授)のブログ。旧はてなダイアリーより移行しました。たまに更新予定。

ランダムに紹介

今の生活スタイルだと、どうにもブログ更新できないので、時間かけないで更新できるスタイルに変えたいのだが、やはり無理そう。

息抜きがてら、最近話題の下記の本を買ってみた。私よりも数年年上くらいなので、いろいろ世代的にもわかるところがあるかと期待してみたのだが。。。

ゼロ年代の想像力

ゼロ年代の想像力

わかったのは、こういう世界にはついていけないということ。紹介されている小説、ドラマ、映画の半分以上が、よくわからないので、そこに書かれていることもよくわからない。サヴァイヴ感というのもサッパリ。(ついていけない自分に)がっかりした。

また、小説的な文体はあまり好きになれないが、内容はかなり衝撃的であろうことが予想される石井光太のムンバイ・レンタチャイルドルポ「地を這う裸虫 切断されるインドの浮浪児」が月刊プレイボーイで始まった。

懐かしいムンバイの写真がちらほら。ちょっとショッキングな写真もあるが、これも確かにムンバイの光景の一部。

あとは、こんなものも買った。

地方分権の経済理論―第1世代から第2世代へ

地方分権の経済理論―第1世代から第2世代へ

1999年に出版された『地方分権の経済分析』の改訂版かと思ったら、そうではなかったので購入。伝統的なミクロ経済学を理論的基礎とする第1世代の地方分権理論と、情報の経済学及び契約理論等に依拠する第2世代の地方分権理論に分けて、教科書的に紹介する理論的展望の書。、理論をきちんと追いかけることは当面ないと思われるが、せっかくなので手元に。

ついでにこんなのも購入。

テキストブック 応用一般均衡モデリング―プログラムからシミュレーションまで

テキストブック 応用一般均衡モデリング―プログラムからシミュレーションまで

土木系などを中心に、よく使われているらしい一般均衡分析の入門書。これの基本は、伝統的ミクロ経済学のオーソドックスな一般均衡理論と産業連関表みたいな統計表に基づいた1期分のデータを用いて、カリブレーションによって係数を推定して、そのモデルを使ってシミュレーションする、というもののようだ(今、手元に本がないので、間違っていたら後日修正)。

恥ずかしながら、こういうものの存在も去年までは知らなかったし、今後も使うことはないと思うが、土木系で経済学を使っている人は、よく使う手法みたいなので、教養のために本を購入。これもきちんと読むことはないとは思うけど、30分の流し読みでも勉強になった。でも、普通の計量経済学に比べても、やはりいろいろと無理があるような。。。