研究メモ ver.2

安藤道人(立教大学経済学部准教授)のブログ。旧はてなダイアリーより移行しました。たまに更新予定。

平成23年10月31日第83回社会保障審議会介護給付費分科会資料

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tonu.html

議事次第(PDF:95KB)
資料1通所介護の基準・報酬について(PDF:638KB)
資料2リハビリテーションについて(PDF:675KB)
資料3予防給付について(PDF:510KB)
資料4居宅介護支援・介護予防支援の基準・報酬について(PDF:1347KB)
資料5−1中央社会保険医療協議会と介護給付費分科会との打ち合わせ会における主な意見(PDF:214KB)
資料5−2診療報酬と介護報酬の同時改定に向けて(PDF:2422KB)
木村委員提出資料(PDF:299KB)
社会保障審議会介護給付費分科会委員名簿(PDF:73KB)

木村委員(一般社団法人日本介護支援専門員協会会長)提出資料の冒頭部は以下の通り。

日本の介護保険制度は、世界に類を見ない優れた制度です。
その評価の核となっているのは、ケアマネジメントとケアマネジャー(介護支援専門員)
が制度に組み込まれていることです。ケアマネジャーは、利用者の幸せづくりと実現したい
生活を支えるため、介護保険制度の要として、この日本にケアマネジメントを確立するべく
業務をしています。
また、日本の介護保険制度には、「自立支援」の理念があり、それを行うためにケアマネジ
メントが導入され、ケアマネジャーが配置されています。居宅におけるケアマネジメントは、
要介護者・要支援者の誰もが公平に受けることができるように、利用者負担は0割(負担な
し)で、この費用は保険で全額を賄う10割給付の仕組みで運営されており、他の介護保険
サービスとは別の性格のものです。財源論に左右されることなく、今後もこの仕組みが堅持
されることを強く要望します。
ケアマネジャーは、平成 18 年改正介保険法施行において専門職として唯一、資格の更新制
度が導入され、私たちもその必要性を認識して努力を重ねてきました。
ケアマネジャーの質の向上を巡っては、様々な場で様々な指摘がされていますが、ケアマ
ネジメントプロセスをきちんと踏み、利用者の自立支援に資するケアマネジメントを実践し
ているケアマネジャーが数多く全国にいることも事実です。また、その後押しをするために
努力している事業所・施設も数多くあります。限られた財源の中で、ケアマネジメントに関
する報酬・基準を検討するにあたっては、こうした事業所・施設に対してより手厚く評価し
て頂くことを強く要望いたします。
なお、ケアマネジメントの質の問題、ケアマネジャーの資質向上や資格制度、研修のあり
方については、別途検討される場が設けられると伺っていますので、ここでは割愛いたしま
した。