メモ:既得権の社会学+出生率(TFR)と女性労働力参加率(FLR)の「動くチャート」
「社会学者の研究メモ」から面白かったブログエントリを二つメモ。
Google Motion Chartで出生率の変化をみてみる
http://d.hatena.ne.jp/jtsutsui/20091209/1260354847
これ、学会報告のプレゼンとかで使ったら面白いかも。
というか、こういうツールがもっと整理されれば、オンライン専門ジャーナルでは技術的には映像や動画を含めた論文が可能になるのでは。そしたら、これまでのジャーナリズムとも(文字のみの)アカデミズムとも異なる、両者のよいところを兼ね備えた表現文化が可能になるかも。
研究報告に映像が不可欠な分野(よくわからないけど実験映像とか)ではもうそういう分野もあるのかもしれないが、社会学とか文化人類学とか民俗学とかの社会科学でもできたら面白そう。
伝統的な社会だと、「君は無知、ぼくは知ってる、だから任せなさい」が統治の原理として通用したわけですが、特にいろんな専門家がいろんなことをいう後期近代社会では、この戦略は通用しないことになります。「わかりにくいこと」はもはや支配の源泉にならず、むしろ不信を引き起こします。専門家の方からすれば、信頼を獲得することに(事実を発見することにかかる分とは別の)エキストラ・コストが必要になるわけです。