研究メモ ver.2

安藤道人(立教大学経済学部准教授)のブログ。旧はてなダイアリーより移行しました。たまに更新予定。

2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

メモ:おおやにき氏のエントリー

最近ヒマなおかげで毎日書いてる気がする。自分用のくだらないメモばっかりだけど。http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/000165.html

 「再帰的家族」に我々はどこまで期待できるのか。

■結論。(1)社会は例外なく、感情的安全を保障し、それによって「子供の社会化」や「成人のパーソナリティ安定化」を果たす非流動的な場を必要とする。(2)「典型家族」がそれを提供できなくなった今日、「変形家族」にそうした場の供給を期待する以外あり得な…

伊勢崎賢治氏インタビュー 

一年ほど前、自分の企画したフリーペーパーに載せるために伊勢崎賢治氏へのインタビューを行った。(*私もインタビューしたけど、この企画の企画者、インタビューの編集者は私ではない。企画者・編集者の方、ありがとうございます。)新書(isbn:4061497677…

渋谷のマクドナルド

私は、外で読書するのが好きだ。特に渋谷のセンター街のマックとかはいい。この前は、毛利健三の『イギリス福祉国家の研究』を読みながら、ヤリコンをやりそこねた話と、二桁の割り算ができない話と、クスリで知り合いが激やせしたり知り合いの知り合いが三…

[途上国][インド]メモ:稲葉氏の反搾取論と伊勢崎氏のスラム論

まずは稲葉氏から。引用はここから。 http://hotwired.goo.ne.jp/altbiz/inaba/031202/textonly.html

[途上国]イデオロギーをイデオロギー的に解釈しただけではないのか

80年代的で市民運動的な「優しいサヨク」はいかなる内的論理の変遷を経て90年代的な攻撃的「反日左翼」へと生まれ変わったか。 http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/diary/2005-02-12/

我々はいかに「不合理」と向き合うのか。

例えば、「テレビで幼い子供が酔っ払いのトラック運転手にはねられて死亡した」というニュースを見たとする。それを見ていたA、B、C、Dの四人は、次のような感想を述べた。A「まぁ確率的に、年に何回かはこういうことが起こるものだ。仕方がない。」 B…

<他者>が在ることの受容

とすれば、第一の原理として「<他者>が在ることの受容」を立ててよいのだと考える。これは、作為・制御>取得という考え方と全く別の、逆の考え方である。所有にかかわる近代社会の基本的な図式が裏返されている。いかにも怪しげなものに思われる。しかし…

原田泰の韓流ブーム論

http://www.dir.co.jp/publicity/column/050201.htmlこういうエセ社会学みたいなのはやめてほしい。凡庸な批判になるだろうけど、書いてみる。