研究メモ ver.2

安藤道人(立教大学経済学部准教授)のブログ。旧はてなダイアリーより移行しました。たまに更新予定。

街(内容ないので忙しい人は読まないようにしましょう)

私は東京が好きだ。いろんな街があるからだ。ポスティングのバイトをたまにしているため、いろんな街にいく。それぞれにいろんな表情がある。

消費の街、生産の町、ビジネスの街、金持ちの街、貧乏人の街、きれいな街、汚い街、広い街、狭い街、学生の街、若者の街、中年の街、老人の街、マダムの街、新しい街、古い街、ほんとにいろいろある。
よく大学とか入ると、異文化交流とかいって外国人とのふれあいを楽しむサークルがあるけど、異文化というならば、日本、いや東京だけで十分いろんな異文化を楽しめる。とはいっても、異文化間の交流はあまり活発ではなさそうだけれど。

そういえば、ムンバイ(ボンベイ)も異文化にあふれた街だった。宗教だけでも、ヒンドゥー教イスラム教、仏教、キリスト教と多様だし、貧富の差を反映してか、街もいろんな顔を持っている。

さらにいえば、スラムだって、スラムごとにいろんな特徴を持っていた。裕福なスラムもあれば、貧乏なスラムもある。道の広いスラムもあれば、道のせまいスラムもある。新しいスラムもあれば、古いスラムもある。いろいろだ。

例えば、スラムの中でスラム住民に対してめぐみを乞う浮浪者がいる、という状況をどれくらいの日本人は想像できるだろうか。しかもこれは別に裕福なスラムでの話ではない。別に想像できることがえらいわけじゃないけど。

話が脱線した。ムンバイ(ボンベイ)のスラムに興味を持った方は、ちょっと古い本だけど伊勢崎賢治氏の『インド・スラム・レポート』(1987 isbn:4750301647。私なんかとは比べ物にならないほど密度の濃いインド体験を綴った本である。彼が今この本をどう思っているかはわからないけど。

話をもとに戻すと、東京だ。と思ったけど疲れたので寝ます。